基軸通貨の歴史は、ポンドから始まり、今のドルへと続いています。

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基軸通貨の歴史

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近代化を最初に達成したのは、イギリスになります。
産業革命を経て、工業化が進み、そうして、市場を求め、世界に進出して行きました。
特に、19世紀のビクトリア朝において、イギリス覇権が最盛期を迎えていたともいえ、その頃に、自国通貨であるポンドを中心とした国際金融体制が築かれたとも言えるでしょう。

イギリスが世界の覇権を握っていた頃の国際金融体制は、金本位制であり、金の保有高が国際競争力の象徴のようでした。
もちろん、ポンドが世界最初の基軸通貨と言っても良く、今日の国際経済の下地を作り上げたことは、確かなことかもしれません。
しかし、20世紀に入ってから、イギリスの力が衰え、代わってアメリカが世界の中で、台頭して来ることになりました。
そうして、第二次大戦が終結近い頃に、ブレトンウッズ体制が形成され、今日にも続くような国際金融体制が出来上がったということでしょう。
さらに、ポンドに代わってドルが基軸通貨となり、ドルを所有することで、金との交換が可能となりました。
以後、数十年は金本位制が続きましたが、1970年代初頭にドル危機が起こり、暫定的な金本位制を継続し、間もなく、通貨の相対取引を自由に行う変動相場制へと移行しました。
しかし、国際金融体制が変わったとしても、ドルは基軸通貨として利用され、今日のグローバル化の時代にも、直結していることです。

以上、簡単な基軸通貨の歴史となりますが、単に外国為替の基軸通貨と言っても、紆余曲折した歴史があると言えます。
ポンド危機があり、ドル危機があり、今日では、世界同時不況により、世界第二位の通貨であるユーロ危機の時代とも言えます。
過去の危機と異なる点は、基軸通貨の危機でないということですが、市場が世界的に連関している現在では、たとえローカルな出来事でも、世界中に波及して行く可能性があります。
ともあれ、基軸通貨の歴史を見ることでも、外国為替取引に何ほどかの一助になると言えないでしょうか?

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